万菜はせがわ

京都のふだんのおかず(お惣菜)は、「おばんざい」といわれ、季節の野菜を主にして、手間やお金をあまりかけずに作ります。

今でいうとエコで地産地消の健康食を京都の人はずっと作り、食べ続けてきたといえるのかもしれません。

京都の料理はコンブとカツオ出汁(だし)からとった薄味。お皿と料理の盛り付け具合を目で楽しみ、野菜をかむ音を耳で楽しみ、味を舌でじっくり味わう・・・「万菜はせがわ」では京都の人が食べ続けてきた日常の味、10種類以上のおばんざいをバイキング形式、1050円でいただけます



まず、主の一品を選択。お盆に主の一品とおかわり自由のご飯・お味噌汁、何も乗っていないお皿が運ばれてきます。

カラのお皿を持って、カウンターに並べられたおばんざいを取りに行く、、、切干大根・カボチャを炊いたもの、ナスの煮つけ、高野豆腐を炊いたもの、ピリ辛こんにゃく、ヒジキを炊いたもの、キャベツのゴマ和え、サラダなどを好きなものを好きなだけいただきます。

今回は主の一品としてサバの煮つけを選択。サバには三度豆と長いもが添えられていて彩りも美しい。味は少し甘め。お味噌汁はワカメの赤だし。

好きなものを並べたおばんざいは、ほどよく野菜の歯ごたえを残して、ボリボリ、シャキシャキという音とともにダシのやさしい味が口の中に広がります。



灯りや椅子は和のテイストで、畳敷きの小上がりの部屋もあります。料理人の方が忙しく次の料理を作っていらっしゃる様子を見ながら、京野菜をじんわり味わえます。

京都を訪れたなら、京都人の日常のおかずを実際に味わってみてほしいです。

「野菜は少し苦手」という方も店主の気持ちのこもった料理を口にすると野菜のおいしさに気付けるかもしれません。



店名:万菜はせがわ
住所:中京区三条通柳馬場西入ル
電話:075-221-6680
定休日:水曜日・木曜日

※お店のデータにつきましては、変わっている場合がありますので必ず事前にお問合せ・ご確認くださいますようお願いいたします(18.5掲載)。   


Posted by kyo-miti at 18:33Comments(3)四条烏丸周辺